響け!ジャズの魅力[モダンジャズ研究会]
ジャズに正解はない
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木庭さんは高校時代にドラムを触り始めました。「本格的に、というわけではないですが、ロックを…」と謙遜しながら、モダンジャズ研究会に入ったきっかけを話してくれました。「大学入学して音楽をしたいと思ったのですが、なにか新しいことをしたい気持ちが強くて、『やるなら今だっ!』と思って、モダンジャズ研究会に入りました」。しかし、いざジャズを始めると、その印象は「難しい」。「拍やリズムの取り方がロックと全然違うので…難しいですねぇ」と困った表情を見せます。しかし、「でも、ジャズって何が正しいとか、間違いとかそういうものはないんですよ。自由なんです」とニッコリ笑顔も見せました。自由なのは曲だけではありません。「例えば、ポップスの場合、ドラムやベースがいないバンドは少ないですよね。でも、ジャズの場合はドラム無しのバンドもあります。ジャズは編制から自由なんです」と木庭さん。
どうしたらジャズを好きになってもらえるか…
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演奏会以外には月に1回セッションを行います。木庭さんは、このセッションに課題を感じています。「セッションは曲とリズムだけを決めて、ほとんど打ち合わせ無しで演奏をします。だからセッションのときに出てこれない部員もいるんです」。そこで、これからは部会の後にジャズの勉強や演奏の仕方の練習をする時間を設け、もっと多くの人がセッションに参加できるようにしていこうと考えています。「ジャズが好きだって思ってもらえるようになればいいですね」と木庭さん。
ジャズの敷居を高く考えている人が多くいることは木庭さんをはじめ、モダンジャズ研究会のメンバーが感じている課題です。紫熊祭の反省会でも「誰でも気軽に聴きに来ることができるような工夫を」という意見が出ました。「ポップスの方が馴染みがあるから、どうしても人がそっちへ流れてしまうんです。」と木庭さんは悲しそうな表情を見せます。一度モダンジャズ研究会に入ったものの、辞めて、他の音楽サークルへ入る人も多くいるそうです。
ジャズで縮まる距離
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「ジャズをしている人って、ジャズしているってことだけで距離がぐっと近くなるんです」。木庭さんは他の音楽にはジャズの魅力を教えてくれました。「『ジャズやってるよ』と言えばそれだけで距離が近くなるんです」。モダンジャズ研究会で上乃裏にあるジャズ喫茶に時々手伝いに行くそうで、喫茶店のマスターから、プロのジャズミュージシャンがやって来た話をよく聞くそうです。実際にプロに会うこともあるそうです。「きちんとしたライブハウスとかではなくて小さな喫茶店なんですけどね、でも、そこに来てくれるんですよ!『僕もジャズしています』と言えば、それだけで仲良くなれるので演奏の仕方の相談をしたりします」。木庭さんは興奮しながら話し続けます。「デヴィット?マシューズっていうグラミー賞を受賞したジャズピアニストの方も、熊本公演で来熊された際にお話しが出来る機会があったんです。そうしたら『部室に行きたい』とおっしゃって、部室に来たんですよ!」実は隠された魅力が詰まっているにもかかわらず、それらがジャズをしていない人、始めたばかりの人に伝わらず、固定観念で敬遠されているのは、とても悲しいことです。「僕たちからアクションを起こして、楽しくジャズを続けられる環境づくりをこれから頑張っていきたいです」。モダンジャズ研究会は新体制に入ったばかり。これから木庭さん達の手で新しいモダンジャズ研究会の色に染まり出します。
(2015年12月21日掲載)
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